ベーグルのおはなし

ベーグルは今から約300年前のヨーロッパ・オーストリアで発祥したという説があります。

オーストリアがトルコから攻められ 窮地に立たされていました。その時、ピンチを救ってくれたのが、当時 親交の深かったポーランドの王様です。

ポーランドの王様が 援軍を出してくれたおかげで、オーストリアは負けずに済んだそうです。

そのお礼にと、ユダヤ人のパン職人が、ポーランドの王様に贈り物として焼かれたのが、ベーグルでした。

ベーグル(bagel)の名前の由来は、乗馬で使われる道具の『ビューゲル』の形に似せて作ったことから。

『ビューゲル』とはドイツ語で、日本では『あぶみ』と言われています。馬具の一種で、鞍(くら)の両脇にさげて足を踏みかけるもの。ポーランドの王様は、馬術が好きだったそうです。

自分にできる限りを尽くして、救ってくれた方への感謝の想いを込めて作られたベーグル…なんだかステキですよネ:)

流行り廃りが多い現代でもファンが多く、300年も受け継がれ愛されているパン。一つの奇跡を感じます。

わたしがベーグルを開発した人だったら、きっと自分の作ったパンがこんなにも遠い国で 今も伝わっていることにびっくりします:)

心がこもっているものは、いつまでも愛されるということなんでしょうネ:)

今月 ベーグルを習いに来てくださるみなさま、大切な誰かのために焼いてもいいし、がんばってる自分のために焼いてもいいと思います:)心を込めて、おいしいベーグルを一緒に作りましょうネ:)